日本のカジノ(IR)法案とは?課題や候補地、いつできるのかを解説│PLAYING ONLINE
- 2024年9月10日
- オンラインカジノの基礎知識
- IR法案, 日本
オンラインカジノの基礎知識この記事を読んでいるあなたは、
- 日本のカジノ(IR)法案について知りたい
- 日本のカジノ法案の課題やデメリットを知りたい
- 日本のカジノがいつできるのか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「日本のカジノ(IR)法案の概要や課題、進捗状況や候補地」などを紹介していきます。
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目次- 1 カジノ(IR)法案とは
-
1.1 そもそもIR(統合型リゾート)とは
-
2 カジノ(IR)法案の目的
-
3 カジノ(IR)法案のメリット
-
3.1 日本経済の回復と成長を見込める
-
3.2 都心以外の郊外や田舎の活性化に繋がる
-
3.3 雇用を生み出すことができる
-
4 カジノ(IR)法案の課題/デメリット
-
4.1 キャンブル依存症が増える恐れがある
-
4.2 治安が悪化する可能性がある
-
4.3 マネーロンダリング対策
-
5 日本のカジノ(IR)はいつできる?
-
6 日本のカジノ(IR)の候補地
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6.1 大阪府大阪市「夢洲」
-
6.2 長崎県佐世保市「ハウステンボス」
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7 日本のカジノ規制
-
7.1 日本人に対する入場料と入場規制
-
7.2 世界の自国民に対するカジノ規制
-
8 日本のカジノ(IR)法案に関してよくある質問
-
8.1 世界的に有名なIR(統合型リゾート)はどこ?
-
8.2 日本のカジノはいつ合法化されるの?
-
8.3 IR推進法とIR整備法の違いは?
-
8.4 日本でカジノが禁止されてる理由は?なぜだめなの?
-
8.5 日本でカジノが合法化したらオンラインカジノも合法化される?
-
9 日本のカジノ(IR)法案まとめ
カジノ(IR)法案とは
カジノ(IR)法案とは、カジノを含む総合型リゾート(Integrated Resort)を日本でも合法的に導入しようとする法案で、2016年12月に成立した法律です。
IRを設置するためには、業者と整備計画書を作成して、国から認定を受ける必要があります。
現在では3か所に設置できると決まっていますが、今後その数を増やすかどうかが論点です。
また、IR事業者がカジノ運営によって得た収入のうち30%は、口や地方自治体の収入となり、地域の経済復興に当てられます。
なお、カジノ法案で重要なポイントを表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
カジノ建設数の上限 | 3箇所 |
---|---|
入場料金 | 6,000円/一回 |
入場回数の制限 | 1週間に3回、4週間に10回まで |
本人確認方法 | マイナンバー |
税金(カジノ税) | カジノ収入の30% |
そもそもIR(統合型リゾート)とは
統合型リゾートとは、カジノやホテル、ショッピングモールなどのさまざまな施設が集結した複合型施設のことです。
統合型リゾート施設を作ることによって、国内外から観光客を寄せることができます。
特に外国人観光客を集客する効果が高く、施設での消費や交通需要が大幅に拡大します。
さまざまな業界が盛り上がることによって、地域経済や日本経済への活性化を促すのがIRの効果です。
カジノ(IR)法案の目的
カジノ法案には主に3つの目的があります。
- 観光産業の振興
- 地域経済の活性化
- 財政の改善
カジノ法案はカジノを解禁するための法律ですが、その目的はカジノを解禁すること自体にはありません。
あくまで統合型リゾートにカジノを併設して、観光客を集めるところに狙いがあります。
観光客が増えると財政難が改善されたり、雇用が促進したりするので、地域経済の活性化に効果的です。
こうして見ると、カジノ法案にはメリットが多く見えますが、もちろんデメリットも存在します。
カジノ法案について詳しくするためにも、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか知ることが大切です。
カジノ(IR)法案のメリット
カジノ法案のメリットを解説していきます。
日本経済の回復と成長を見込める
カジノ法案の大きなメリットは観光客が増えることによる日本経済の活性化です。
日本経済はここ数十年停滞していると言われ、さまざまな政策を打ち出していますが、いずれも大きな成功を収めていません。
そのうえ、新型コロナウイルスによって手痛い打撃を受け、外国人が訪れなくなったので日本経済は激しく停滞しています。
そこで次に打ち出されたのがカジノ法案によるIR誘致です。
日本にカジノを誘致することによって、主に外国人観光客数が爆発的に増えます。
外国人が増えると景気が良くなるのは、中国人による爆買いで証明済みです。
以前、日本では来日した中国人観光客が商品を爆買いするというニュースが話題になりました。
外国人観光客の爆買いによって景気が良くなり、たとえば大阪ミナミにある百貨店では売上げが3~6倍に跳ね上がったほどです。
ほかにも、爆買いという言葉が流行語大賞に選ばれるなど、さまざまなプラスの効果を生み出しました。
このように外国人観光客が増えると日本全体が盛り上がります。
外国人観光客を増やすため、ひいては日本経済を活性化させるために、IRの誘致を推進しているのが現状です。
ちなみに大和総研が発表した試算によると、横浜・大阪・沖縄の3カ所にIRを設置したときの経済効果は年間2兆1億円に達すると言われています。
今後カジノが誘致されることによって、日本経済は久しぶりに好調を見せるかもしれません。
都心以外の郊外や田舎の活性化に繋がる
IRを誘致すると外国人観光客が爆発的に増えますが、それに付随して地域も活性化します。
たとえば、田舎にIRを誘致するとしましょう。
田舎は基本的にアクセスが悪く、IRを誘致しても大きな効果を得られません。
しかし、アクセスをよくするためにインフラして、駅や空港から訪れやすくするとどうでしょうか。
お手軽にアクセスできるのであれば観光客も増えて、IRによる経済活性化の効果を得られます。
このようにIRを都心以外で誘致すると、外国人観光客の増加に加えて、インフラ整備による収益が発生するのも特徴です。
雇用を生み出すことができる
カジノ法案には主に観光客増加による経済活性化が期待されていますが、他にも雇用促進効果もあります。
IRが設置されると、施設内にカジノしかないということはありません。
たとえば以下の施設が併設される可能性は高いです。
- 国際会議場
- 展示施設
- ショッピングモール
- ホテル
- 劇場
- 映画館
- アミューズメントパーク
- レストラン
- スポーツ施設
- 温浴施設(スパ)
これらの施設にカジノが含まれるのがIRの特徴です。
さまざまな施設を設置するとなると、その施設を運営するためのスタッフが必要となります。
カジノだけであればディーラーやスタッフしか雇用されませんが、IRであればさまざまなスタッフが必要です。
このようにIRを誘致すると雇用も爆発的に促進します。
ちなみに2024年時点では、大阪の夢巣にIRを誘致する予定がありますが、想定従業員数は15,000人です。
IRができるだけで15,000人もの人が仕事先を見つけられるので、日本の雇用状況も改善されるでしょう。
カジノ(IR)法案の課題/デメリット
カジノ法案の課題やデメリットを解説していきます。
キャンブル依存症が増える恐れがある
カジノ法案による大きな課題がギャンブル依存症です。
ギャンブル依存症とは、過度にギャンブルにハマって、コントロールできない状態になる精神疾患のことを指します。
パチンコや競馬などのギャンブルに依存すると以下のようなデメリットが発生します。
- 借金を抱える
- 家庭崩壊につながる
- 犯罪に手を出す
- 自殺する
ギャンブルひとつで人生が破綻に追い込まれることも珍しくありません。
また、日本人はギャンブル依存症が多いとされています。
厚生労働省が発表した調査によると、日本国内でギャンブル依存症の疑いがある人は500万人超えです。
現状、日本で遊べるギャンブルは限られますが、500万人超えという高い数値を記録しています。
仮にこれからIRでカジノが気軽にプレイできるようになると、もっとギャンブル依存症が増えるでしょう。
ギャンブル依存症が増えるのを恐れる人も多いので、夢洲のIR誘致では府民による直接請求署名運動が行われています。
今後IRを誘致するにあたって、どのようにギャンブル依存症を減らすのかは大きな課題です。
治安が悪化する可能性がある
IR誘致で外国人観光客が爆発的に増えると治安が悪化する可能性が高いです。
当然ながら日本と海外では文化が異なるので、日本が課すルールを守らない外国人も現れてきます。
ルールを守らない人が増えると治安も乱れてくるでしょう。
たとえば、IR誘致した施設周辺がゴミなどで汚れる可能性があります。
街が汚れると近隣住民が迷惑に感じ、改善されないようなら引っ越しする人も出てくるでしょう。
IRを誘致した結果、住民が街から離れるとあまり意味がありません。
外国人観光客が増えると経済成長につながりますが、その一方で治安悪化のリスクがあるのでしっかりと対策しなければいけません。
マネーロンダリング対策
カジノ法案ではマネ―ロンダリングも問題とされています。
マネーロンダリングとは、不正に得たお金を架空口座へ転々とさせて、どこからお金が出たのかわからなくさせる方法です。
お金を転々とさせることで捜査機関による差し押さえや摘発から逃れることを目的として実行します。
日本でもマネーロンダリングへの対策を強化していて、2017年4月からは銀行で10万円以上のお金をおろす場合に本人確認が必要になりました。
ただ、まだまだ日本のマネーロンダリング対策は甘いとされています。
完全にマネーロンダリング対策されていない中、カジノが入ることでもっと複雑になる可能性が高いです。
たとえば、マネーロンダリング対策されていない現在だと、カジノの運営にお金を一度預けると出どころがわからなくなります。
マネーロンダリングは歴史的にも問題となっている犯罪行為なので、このまま対策されなければ大変なことになるのは間違いありません。
そのためカジノ法案を進めると同時に、マネーロンダリング対策を見直すことは必須条件です。
日本のカジノ(IR)はいつできる?
日本のカジノは早くても2022年代後半と言われています。
元々は2025年に大阪がIRを誘致する予定でした。
大阪では2025年に万博を開催するので、そこにIR誘致を持ってきて爆発的な利益を上げるように計画していました。
しかし、コロナウイルスが主な原因で計画が順調に進まず、計画がとん挫しました。
現在でも大阪はIR誘致計画を進めていますが、明確な開始年月は公開されておらず2022年代後半に開業予定としています。
日本のカジノ(IR)の候補地
日本のカジノの候補地はカジノ法案で3箇所までと定められており、有力候補地は大阪と長崎の2箇所となっています。
大阪府大阪市「夢洲」
大阪は「結びの水都」というコンセプトで夢洲にIRを誘致する予定です。
夢洲は長年有効活用できないことから「大阪の負の遺産」とまで言われています。
過去にさまざまな計画が夢洲で行われようとしていましたが、何度も失敗しました。
そこで今度はにIRを誘致して有効活用しようとするのが大阪のIR計画です。
ただ、夢洲には地盤沈下や汚染物質、アクセスの悪さなどの課題が残されています。
さまざまな課題をクリアしてIRを設置できるかどうかが、カジノ誘致を成功させるには極めて重要です。
すべての課題をクリアできれば、大阪のエンタメスポットとして加わり、ユニバーサルスタジオジャパンのような人気を見せてくれるでしょう。
大阪への観光客が訪れると京都や和歌山などに人が流れる可能性も高いので、夢洲のIR計画は関西全域に及ぶと期待されています。
長崎県佐世保市「ハウステンボス」
長崎県のテーマパークとして有名なハウステンボスにもIRを誘致する予定があります。
ハウステンボスは日本で一番広いテーマパークと言われていますが、それに伴って人がたくさん集まっているわけではありません。
創業当初から赤字になることが多く、最近ではコロナウイルスの打撃をもろにくらって、より大変な経営状況になっています。
そんな危機的な状況にある中、経営状況を回復させるためにハウステンボスのIR化が進んでいます。
ハウステンボスはすでにさまざまな施設を構えているので、カジノを導入することでハウステンボス全体が盛り上がる可能性が高いです。
長崎が盛り上がれば九州全体に勢いは及ぶので、非常に高い経済成長が期待できます。
その一方で、ハウステンボスはあまりアクセスが良くありません。
博多から特急で1時間45分、長崎市内からでも1時間ほどかかります。
現在ではそのアクセスの悪さを解消するために、路面電車やモノレールを導入予定です。
アクセスの悪ささえ解消されると長崎のIR計画は成功に近づくでしょう。
ちなみにハウステンボスのIR誘致が完了する予定は最短2027年度中とされています。
大阪とあまり変わらないスピードなので、どちらがより早くIRを実現させるのか注目です。
このように現在、大阪と長崎でIR誘致活動は進んでいます。
ただ、長い目で見ると大阪や長崎以外でもIRが誘致される可能性は高いです。
たとえば、大都会の東京や広大な土地がある北海道もIR候補として挙げられます。
日本のカジノの有力候補地や撤退した候補地については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事【2024年最新】日本のカジノ有力候補地一覧!撤退地やIR誘致状況も解説この記事を読んでいるあなたは、 日本のカジノ有力候補地を知りたい 日本のカジノ誘致から撤退した場所を知りたい 日本のIR誘致状況を知りたい上記のように考えているかもしれません。今回は、そんなあなたに向け…
日本のカジノ規制
ここまで紹介してきたように、現状のまま日本にカジノを導入するのはリスクが高いです。
しかし、日本でも健全なカジノ事業を実現するために、IR整備法でカジノ設置に関するさまざまな対策を行っています。
では具体的にどのような対策を実施しているのか見ていきましょう。
日本人に対する入場料と入場規制
日本のカジノでは日本人に対して以下の規制を出しています。
入場料 | 6,000円/1回 |
---|---|
入場制限 | 週3回、月10回まで |
日本人はギャンブルに熱中する傾向があるのでかなり厳しい規制となっています。
まず、カジノへ入場するためにはその都度6,000円を支払わなければいけません。
入場するだけで6,000円もかかるので、ほかのギャンブルに比べるとかなり厳しいです。
たとえば、パチンコや競馬場であれば入店するだけでお金を取られることもありません。
そう考えるとカジノに対する規制はかなり厳しいと言えます。
さらに、6,000円の入場上を支払っても無料でカジノゲームのチップをもらえるわけではありません。
入場料を支払ったうえで、チップを購入する必要があるので1回あたり10,000円以上かかるでしょう。
こうして見ると、日本のカジノはお金に余裕がある人向けの施設となる可能性が高いです。
また、日本のカジノは入場制限を設ける予定もあります。
入場制限があれば自分の好きなタイミングで店舗を訪れることができないので、ギャンブル依存症対策としては効果的です。
ただ、具体的にどのようにして入店回数を計測するのかは公開されていません。
入店回数を偽装できるようになると入店制限を設ける意味がなくなるので、今後どのような管理体制を敷くのかがポイントです。
このように日本ではかなり厳しめの規制がかけられる予定ですが、すでにカジノを設置している海外と比べるとどうなのでしょうか。
世界の自国民に対するカジノ規制
海外のカジノ規制をまとめたものがこちらです。
国名 | 入場料金 | 入場制限 |
---|---|---|
日本 | 6,000円/1回 | 週3回、月10回まで |
アメリカ | 無料 | なし |
シンガポール | 8,000円 | なし |
マカオ | 無料 | なし |
オーストラリア | 無料 | なし |
韓国 | 700円 | 月15回まで |
海外のカジノ規制と日本を比べてみると、圧倒的に日本のカジノ規制が厳しいことがわかります。
たとえば、カジノの印象が強いアメリカやマカオは一切制限がありません。
基本的に入場するにあたって費用が発生することはなく、所持金をカジノゲームだけに割くことができます。
そのうえ、アメリカやマカオであれば入店制限も一切ありません。
自分の好きなタイミングで訪れられるので、ふらっと立ち寄ってカジノゲームをプレイできます。
ほかにも、制限がなければカジノだけで生計を立てることも可能です。
一方で日本はガチガチにルールがかためられているので、あまり気軽にカジノゲームをプレイできる環境ではありません。
思いっきりカジノゲームをプレイしたいと考えている人にとっては気になるポイントでしょう。
ただ、ルールを厳しくしているのもカジノ法案導入にあたって、ギャンブル依存症になる人を増やさないためんです。
安心してカジノゲームをプレイできる環境が整っていると考えると、カジノゲーム初心者にとっては向いています。
日本のカジノ(IR)法案に関してよくある質問
日本のカジノ法案に関してよくある質問に回答していきます。
世界的に有名なIR(統合型リゾート)はどこ?
世界的に有名なIRは以下の通りです。
国名 | IR |
---|---|
シンガポール | マリーナベイ・サンズ |
マカオ | スタジオシティ・マカオ |
マカオ | ギャラクシー・マカオ |
マカオ | ザ・ベネチアン・マカオ |
ラスベガス | ラスベガス・サンズ・ザ・ベネチアン |
ラスベガス | ラスベガス・サンズ・ザ・パラッツォ |
やはりカジノを遊べる場所として有名なマカオやラスベガスは有名です。
いずれのIRも非常に華美な装飾となっていて、夜にはピカピカと光り輝いています。
まさにカジノといった豪華な見た目になっているので、テンションも上がるでしょう。
また、世界的に有名なIRはカジノ以外の施設にも力を入れています。
たとえば、レストランやエンターテイメントなどさまざまな施設を一体化させています。
いずれの施設も大規模となっていて、日本にはない規模です。
お金に余裕がある人は日本にカジノができるまで、マカオやラスベガスの有名IRでプレイするのも良いでしょう。
日本のカジノはいつ合法化されるの?
日本のカジノはまだいつ合法化されるのかわからないのが現状です。
2016年にカジノ法案は通りましたが、それでカジノが合法的に認められたわけではありません。
その証拠にまだ日本でカジノを運営している施設はゼロです(金銭のやり取りを伴わないアミューズメントカジノは除く)。
未だに金銭をやり取りするカジノが合法化されていないので、仮に日本でお金を賭けたカジノゲームをプレイすると違法に当たります。
ギャンブルが好きな人は十分に気を付けておいてください。
ちなみに日本のIRは大阪か長崎で2022年代後半に開業される予定です。
そのため2022年代後半までにはカジノが合法化されるでしょう。
IR推進法とIR整備法の違いは?
IR推進法とIR整備法の違いを簡単に言うと以下の通りです。
- IR推進法:統合型リゾート施設の創設を推進していくための法律
- IR整備法:統合型リゾートを日本でも合法的に導入しようとする法案
IR推進法は統合型リゾートを日本で創設する前段階の法律です。
IRを日本に導入するための具体的な内容は一切決められていません。
IR推進法の不足分を補う形で作られたのがIR整備法です。
IR整備法が成立されたことによって、日本でもIRの導入が実現しました。
日本でカジノが禁止されてる理由は?なぜだめなの?
日本がカジノを合法化できていないのは、さまざまなリスクがあるからです。
たとえば、カジノが合法化されるとカジノに没頭する人も出てきます。
あまりハマりすぎるとギャンブル依存症となって、社会的な危機に陥ることもあるでしょう。
また、日本人の多くはカジノが悪いことだというイメージを持っている人もたくさんいます。
そんな中、カジノを合法化するとなると市民の反対活動が起きる可能性も高いです。
その証拠に大阪のカジノ導入にあたって、反対活動が起こっています。
このように、日本でカジノが禁止されている理由はさまざまなものがあります。
その障害を突破してどのようにカジノを合法化するのかが今後のポイントです。
日本でカジノが合法化したらオンラインカジノも合法化される?
日本でカジノが合法化されるとオンラインカジノも合法化される可能性はあります。
現状、日本でオンラインカジノをプレイするのは合法でも違法でもありません。
しかし、今後カジノが合法化されると安心してオンラインカジノを利用できる環境が整うことも考えられます。
ただ、今の日本の法律ではオンラインカジノをプレイするにあたって日本の賭博法が適用されていません。
そのためカジノが合法化されても、オンラインカジノは別件として取り扱われる可能性もあります。
日本のカジノ(IR)法案まとめ
この記事では「日本のカジノ(IR)法案の概要や課題、進捗状況や候補地」などについて解説しました。
カジノ法案は日本にIR(統合型リゾート)を導入しようとする法案です。
IRでカジノを導入することによって、外国人観光客を増やしたり、地域経済が盛り上がったりするメリットがあります。
その一方でギャンブル依存症対策や周辺地域の治安悪化が課題です。
現状でカジノ法案にはそこまで大きな動きは見られませんが、2022年代後半にはIRが設置されます。
今後、少しずつ情報が解禁されていくので注目しておきましょう。
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カジノ(IR)法案とは、カジノを含む総合型リゾート(Integrated Resort)を日本でも合法的に導入しようとする法案で、2016年12月に成立した法律です。
IRを設置するためには、業者と整備計画書を作成して、国から認定を受ける必要があります。
現在では3か所に設置できると決まっていますが、今後その数を増やすかどうかが論点です。
また、IR事業者がカジノ運営によって得た収入のうち30%は、口や地方自治体の収入となり、地域の経済復興に当てられます。
なお、カジノ法案で重要なポイントを表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
カジノ建設数の上限 | 3箇所 |
---|---|
入場料金 | 6,000円/一回 |
入場回数の制限 | 1週間に3回、4週間に10回まで |
本人確認方法 | マイナンバー |
税金(カジノ税) | カジノ収入の30% |
そもそもIR(統合型リゾート)とは
統合型リゾートとは、カジノやホテル、ショッピングモールなどのさまざまな施設が集結した複合型施設のことです。
統合型リゾート施設を作ることによって、国内外から観光客を寄せることができます。
特に外国人観光客を集客する効果が高く、施設での消費や交通需要が大幅に拡大します。
さまざまな業界が盛り上がることによって、地域経済や日本経済への活性化を促すのがIRの効果です。
カジノ(IR)法案の目的
カジノ法案には主に3つの目的があります。
- 観光産業の振興
- 地域経済の活性化
- 財政の改善
カジノ法案はカジノを解禁するための法律ですが、その目的はカジノを解禁すること自体にはありません。
あくまで統合型リゾートにカジノを併設して、観光客を集めるところに狙いがあります。
観光客が増えると財政難が改善されたり、雇用が促進したりするので、地域経済の活性化に効果的です。
こうして見ると、カジノ法案にはメリットが多く見えますが、もちろんデメリットも存在します。
カジノ法案について詳しくするためにも、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか知ることが大切です。
カジノ(IR)法案のメリット
カジノ法案のメリットを解説していきます。
日本経済の回復と成長を見込める
カジノ法案の大きなメリットは観光客が増えることによる日本経済の活性化です。
日本経済はここ数十年停滞していると言われ、さまざまな政策を打ち出していますが、いずれも大きな成功を収めていません。
そのうえ、新型コロナウイルスによって手痛い打撃を受け、外国人が訪れなくなったので日本経済は激しく停滞しています。
そこで次に打ち出されたのがカジノ法案によるIR誘致です。
日本にカジノを誘致することによって、主に外国人観光客数が爆発的に増えます。
外国人が増えると景気が良くなるのは、中国人による爆買いで証明済みです。
以前、日本では来日した中国人観光客が商品を爆買いするというニュースが話題になりました。
外国人観光客の爆買いによって景気が良くなり、たとえば大阪ミナミにある百貨店では売上げが3~6倍に跳ね上がったほどです。
ほかにも、爆買いという言葉が流行語大賞に選ばれるなど、さまざまなプラスの効果を生み出しました。
このように外国人観光客が増えると日本全体が盛り上がります。
外国人観光客を増やすため、ひいては日本経済を活性化させるために、IRの誘致を推進しているのが現状です。
ちなみに大和総研が発表した試算によると、横浜・大阪・沖縄の3カ所にIRを設置したときの経済効果は年間2兆1億円に達すると言われています。
今後カジノが誘致されることによって、日本経済は久しぶりに好調を見せるかもしれません。
都心以外の郊外や田舎の活性化に繋がる
IRを誘致すると外国人観光客が爆発的に増えますが、それに付随して地域も活性化します。
たとえば、田舎にIRを誘致するとしましょう。
田舎は基本的にアクセスが悪く、IRを誘致しても大きな効果を得られません。
しかし、アクセスをよくするためにインフラして、駅や空港から訪れやすくするとどうでしょうか。
お手軽にアクセスできるのであれば観光客も増えて、IRによる経済活性化の効果を得られます。
このようにIRを都心以外で誘致すると、外国人観光客の増加に加えて、インフラ整備による収益が発生するのも特徴です。
雇用を生み出すことができる
カジノ法案には主に観光客増加による経済活性化が期待されていますが、他にも雇用促進効果もあります。
IRが設置されると、施設内にカジノしかないということはありません。
たとえば以下の施設が併設される可能性は高いです。
- 国際会議場
- 展示施設
- ショッピングモール
- ホテル
- 劇場
- 映画館
- アミューズメントパーク
- レストラン
- スポーツ施設
- 温浴施設(スパ)
これらの施設にカジノが含まれるのがIRの特徴です。
さまざまな施設を設置するとなると、その施設を運営するためのスタッフが必要となります。
カジノだけであればディーラーやスタッフしか雇用されませんが、IRであればさまざまなスタッフが必要です。
このようにIRを誘致すると雇用も爆発的に促進します。
ちなみに2024年時点では、大阪の夢巣にIRを誘致する予定がありますが、想定従業員数は15,000人です。
IRができるだけで15,000人もの人が仕事先を見つけられるので、日本の雇用状況も改善されるでしょう。
カジノ(IR)法案の課題/デメリット
カジノ法案の課題やデメリットを解説していきます。
キャンブル依存症が増える恐れがある
カジノ法案による大きな課題がギャンブル依存症です。
ギャンブル依存症とは、過度にギャンブルにハマって、コントロールできない状態になる精神疾患のことを指します。
パチンコや競馬などのギャンブルに依存すると以下のようなデメリットが発生します。
- 借金を抱える
- 家庭崩壊につながる
- 犯罪に手を出す
- 自殺する
ギャンブルひとつで人生が破綻に追い込まれることも珍しくありません。
また、日本人はギャンブル依存症が多いとされています。
厚生労働省が発表した調査によると、日本国内でギャンブル依存症の疑いがある人は500万人超えです。
現状、日本で遊べるギャンブルは限られますが、500万人超えという高い数値を記録しています。
仮にこれからIRでカジノが気軽にプレイできるようになると、もっとギャンブル依存症が増えるでしょう。
ギャンブル依存症が増えるのを恐れる人も多いので、夢洲のIR誘致では府民による直接請求署名運動が行われています。
今後IRを誘致するにあたって、どのようにギャンブル依存症を減らすのかは大きな課題です。
治安が悪化する可能性がある
IR誘致で外国人観光客が爆発的に増えると治安が悪化する可能性が高いです。
当然ながら日本と海外では文化が異なるので、日本が課すルールを守らない外国人も現れてきます。
ルールを守らない人が増えると治安も乱れてくるでしょう。
たとえば、IR誘致した施設周辺がゴミなどで汚れる可能性があります。
街が汚れると近隣住民が迷惑に感じ、改善されないようなら引っ越しする人も出てくるでしょう。
IRを誘致した結果、住民が街から離れるとあまり意味がありません。
外国人観光客が増えると経済成長につながりますが、その一方で治安悪化のリスクがあるのでしっかりと対策しなければいけません。
マネーロンダリング対策
カジノ法案ではマネ―ロンダリングも問題とされています。
マネーロンダリングとは、不正に得たお金を架空口座へ転々とさせて、どこからお金が出たのかわからなくさせる方法です。
お金を転々とさせることで捜査機関による差し押さえや摘発から逃れることを目的として実行します。
日本でもマネーロンダリングへの対策を強化していて、2017年4月からは銀行で10万円以上のお金をおろす場合に本人確認が必要になりました。
ただ、まだまだ日本のマネーロンダリング対策は甘いとされています。
完全にマネーロンダリング対策されていない中、カジノが入ることでもっと複雑になる可能性が高いです。
たとえば、マネーロンダリング対策されていない現在だと、カジノの運営にお金を一度預けると出どころがわからなくなります。
マネーロンダリングは歴史的にも問題となっている犯罪行為なので、このまま対策されなければ大変なことになるのは間違いありません。
そのためカジノ法案を進めると同時に、マネーロンダリング対策を見直すことは必須条件です。
日本のカジノ(IR)はいつできる?
日本のカジノは早くても2022年代後半と言われています。
元々は2025年に大阪がIRを誘致する予定でした。
大阪では2025年に万博を開催するので、そこにIR誘致を持ってきて爆発的な利益を上げるように計画していました。
しかし、コロナウイルスが主な原因で計画が順調に進まず、計画がとん挫しました。
現在でも大阪はIR誘致計画を進めていますが、明確な開始年月は公開されておらず2022年代後半に開業予定としています。
日本のカジノ(IR)の候補地
日本のカジノの候補地はカジノ法案で3箇所までと定められており、有力候補地は大阪と長崎の2箇所となっています。
大阪府大阪市「夢洲」
大阪は「結びの水都」というコンセプトで夢洲にIRを誘致する予定です。
夢洲は長年有効活用できないことから「大阪の負の遺産」とまで言われています。
過去にさまざまな計画が夢洲で行われようとしていましたが、何度も失敗しました。
そこで今度はにIRを誘致して有効活用しようとするのが大阪のIR計画です。
ただ、夢洲には地盤沈下や汚染物質、アクセスの悪さなどの課題が残されています。
さまざまな課題をクリアしてIRを設置できるかどうかが、カジノ誘致を成功させるには極めて重要です。
すべての課題をクリアできれば、大阪のエンタメスポットとして加わり、ユニバーサルスタジオジャパンのような人気を見せてくれるでしょう。
大阪への観光客が訪れると京都や和歌山などに人が流れる可能性も高いので、夢洲のIR計画は関西全域に及ぶと期待されています。
長崎県佐世保市「ハウステンボス」
長崎県のテーマパークとして有名なハウステンボスにもIRを誘致する予定があります。
ハウステンボスは日本で一番広いテーマパークと言われていますが、それに伴って人がたくさん集まっているわけではありません。
創業当初から赤字になることが多く、最近ではコロナウイルスの打撃をもろにくらって、より大変な経営状況になっています。
そんな危機的な状況にある中、経営状況を回復させるためにハウステンボスのIR化が進んでいます。
ハウステンボスはすでにさまざまな施設を構えているので、カジノを導入することでハウステンボス全体が盛り上がる可能性が高いです。
長崎が盛り上がれば九州全体に勢いは及ぶので、非常に高い経済成長が期待できます。
その一方で、ハウステンボスはあまりアクセスが良くありません。
博多から特急で1時間45分、長崎市内からでも1時間ほどかかります。
現在ではそのアクセスの悪さを解消するために、路面電車やモノレールを導入予定です。
アクセスの悪ささえ解消されると長崎のIR計画は成功に近づくでしょう。
ちなみにハウステンボスのIR誘致が完了する予定は最短2027年度中とされています。
大阪とあまり変わらないスピードなので、どちらがより早くIRを実現させるのか注目です。
このように現在、大阪と長崎でIR誘致活動は進んでいます。
ただ、長い目で見ると大阪や長崎以外でもIRが誘致される可能性は高いです。
たとえば、大都会の東京や広大な土地がある北海道もIR候補として挙げられます。
日本のカジノの有力候補地や撤退した候補地については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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日本のカジノ規制
ここまで紹介してきたように、現状のまま日本にカジノを導入するのはリスクが高いです。
しかし、日本でも健全なカジノ事業を実現するために、IR整備法でカジノ設置に関するさまざまな対策を行っています。
では具体的にどのような対策を実施しているのか見ていきましょう。
日本人に対する入場料と入場規制
日本のカジノでは日本人に対して以下の規制を出しています。
入場料 | 6,000円/1回 |
---|---|
入場制限 | 週3回、月10回まで |
日本人はギャンブルに熱中する傾向があるのでかなり厳しい規制となっています。
まず、カジノへ入場するためにはその都度6,000円を支払わなければいけません。
入場するだけで6,000円もかかるので、ほかのギャンブルに比べるとかなり厳しいです。
たとえば、パチンコや競馬場であれば入店するだけでお金を取られることもありません。
そう考えるとカジノに対する規制はかなり厳しいと言えます。
さらに、6,000円の入場上を支払っても無料でカジノゲームのチップをもらえるわけではありません。
入場料を支払ったうえで、チップを購入する必要があるので1回あたり10,000円以上かかるでしょう。
こうして見ると、日本のカジノはお金に余裕がある人向けの施設となる可能性が高いです。
また、日本のカジノは入場制限を設ける予定もあります。
入場制限があれば自分の好きなタイミングで店舗を訪れることができないので、ギャンブル依存症対策としては効果的です。
ただ、具体的にどのようにして入店回数を計測するのかは公開されていません。
入店回数を偽装できるようになると入店制限を設ける意味がなくなるので、今後どのような管理体制を敷くのかがポイントです。
このように日本ではかなり厳しめの規制がかけられる予定ですが、すでにカジノを設置している海外と比べるとどうなのでしょうか。
世界の自国民に対するカジノ規制
海外のカジノ規制をまとめたものがこちらです。
国名 | 入場料金 | 入場制限 |
---|---|---|
日本 | 6,000円/1回 | 週3回、月10回まで |
アメリカ | 無料 | なし |
シンガポール | 8,000円 | なし |
マカオ | 無料 | なし |
オーストラリア | 無料 | なし |
韓国 | 700円 | 月15回まで |
海外のカジノ規制と日本を比べてみると、圧倒的に日本のカジノ規制が厳しいことがわかります。
たとえば、カジノの印象が強いアメリカやマカオは一切制限がありません。
基本的に入場するにあたって費用が発生することはなく、所持金をカジノゲームだけに割くことができます。
そのうえ、アメリカやマカオであれば入店制限も一切ありません。
自分の好きなタイミングで訪れられるので、ふらっと立ち寄ってカジノゲームをプレイできます。
ほかにも、制限がなければカジノだけで生計を立てることも可能です。
一方で日本はガチガチにルールがかためられているので、あまり気軽にカジノゲームをプレイできる環境ではありません。
思いっきりカジノゲームをプレイしたいと考えている人にとっては気になるポイントでしょう。
ただ、ルールを厳しくしているのもカジノ法案導入にあたって、ギャンブル依存症になる人を増やさないためんです。
安心してカジノゲームをプレイできる環境が整っていると考えると、カジノゲーム初心者にとっては向いています。
日本のカジノ(IR)法案に関してよくある質問
日本のカジノ法案に関してよくある質問に回答していきます。
世界的に有名なIR(統合型リゾート)はどこ?
世界的に有名なIRは以下の通りです。
国名 | IR |
---|---|
シンガポール | マリーナベイ・サンズ |
マカオ | スタジオシティ・マカオ |
マカオ | ギャラクシー・マカオ |
マカオ | ザ・ベネチアン・マカオ |
ラスベガス | ラスベガス・サンズ・ザ・ベネチアン |
ラスベガス | ラスベガス・サンズ・ザ・パラッツォ |
やはりカジノを遊べる場所として有名なマカオやラスベガスは有名です。
いずれのIRも非常に華美な装飾となっていて、夜にはピカピカと光り輝いています。
まさにカジノといった豪華な見た目になっているので、テンションも上がるでしょう。
また、世界的に有名なIRはカジノ以外の施設にも力を入れています。
たとえば、レストランやエンターテイメントなどさまざまな施設を一体化させています。
いずれの施設も大規模となっていて、日本にはない規模です。
お金に余裕がある人は日本にカジノができるまで、マカオやラスベガスの有名IRでプレイするのも良いでしょう。
日本のカジノはいつ合法化されるの?
日本のカジノはまだいつ合法化されるのかわからないのが現状です。
2016年にカジノ法案は通りましたが、それでカジノが合法的に認められたわけではありません。
その証拠にまだ日本でカジノを運営している施設はゼロです(金銭のやり取りを伴わないアミューズメントカジノは除く)。
未だに金銭をやり取りするカジノが合法化されていないので、仮に日本でお金を賭けたカジノゲームをプレイすると違法に当たります。
ギャンブルが好きな人は十分に気を付けておいてください。
ちなみに日本のIRは大阪か長崎で2022年代後半に開業される予定です。
そのため2022年代後半までにはカジノが合法化されるでしょう。
IR推進法とIR整備法の違いは?
IR推進法とIR整備法の違いを簡単に言うと以下の通りです。
- IR推進法:統合型リゾート施設の創設を推進していくための法律
- IR整備法:統合型リゾートを日本でも合法的に導入しようとする法案
IR推進法は統合型リゾートを日本で創設する前段階の法律です。
IRを日本に導入するための具体的な内容は一切決められていません。
IR推進法の不足分を補う形で作られたのがIR整備法です。
IR整備法が成立されたことによって、日本でもIRの導入が実現しました。
日本でカジノが禁止されてる理由は?なぜだめなの?
日本がカジノを合法化できていないのは、さまざまなリスクがあるからです。
たとえば、カジノが合法化されるとカジノに没頭する人も出てきます。
あまりハマりすぎるとギャンブル依存症となって、社会的な危機に陥ることもあるでしょう。
また、日本人の多くはカジノが悪いことだというイメージを持っている人もたくさんいます。
そんな中、カジノを合法化するとなると市民の反対活動が起きる可能性も高いです。
その証拠に大阪のカジノ導入にあたって、反対活動が起こっています。
このように、日本でカジノが禁止されている理由はさまざまなものがあります。
その障害を突破してどのようにカジノを合法化するのかが今後のポイントです。
日本でカジノが合法化したらオンラインカジノも合法化される?
日本でカジノが合法化されるとオンラインカジノも合法化される可能性はあります。
現状、日本でオンラインカジノをプレイするのは合法でも違法でもありません。
しかし、今後カジノが合法化されると安心してオンラインカジノを利用できる環境が整うことも考えられます。
ただ、今の日本の法律ではオンラインカジノをプレイするにあたって日本の賭博法が適用されていません。
そのためカジノが合法化されても、オンラインカジノは別件として取り扱われる可能性もあります。
日本のカジノ(IR)法案まとめ
この記事では「日本のカジノ(IR)法案の概要や課題、進捗状況や候補地」などについて解説しました。
カジノ法案は日本にIR(統合型リゾート)を導入しようとする法案です。
IRでカジノを導入することによって、外国人観光客を増やしたり、地域経済が盛り上がったりするメリットがあります。
その一方でギャンブル依存症対策や周辺地域の治安悪化が課題です。
現状でカジノ法案にはそこまで大きな動きは見られませんが、2022年代後半にはIRが設置されます。
今後、少しずつ情報が解禁されていくので注目しておきましょう。
なお、おすすめのオンラインカジノについては以下の記事でまとめているので、こちらも確認してみてください。
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この記事を書いた人PLAYING ONLINE編集部
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